ダブリン・ウール(読み)だぶりんうーる

世界大百科事典(旧版)内のダブリン・ウールの言及

【ダブリン】より

…ばら戦争ではヨーク派の拠点となり,ピューリタン革命の際はO.クロムウェルに占領され,さらにウィリアム3世が進駐するなど,ダブリンは繰り返しアイルランドの歴史を大きく変える事件の舞台となった。こうした政治的激動のうちにも産業は発達し,17世紀にはダブリン・ウールとして知られる羊毛工業が栄えたが,18世紀初頭に,イギリス以外への輸出が禁止されて衰退した。代わってリネン,木綿,絹などの産業が一時栄えた。…

※「ダブリン・ウール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」