ダレイコス(読み)だれいこす

世界大百科事典(旧版)内のダレイコスの言及

【ダレイオス[1世]】より

…即位後,国内秩序の回復をみるやただちに行政改革に着手し,全国を20(あるいは20余)州に分けてサトラップを派遣するとともに,監察制度を強化し,同時に各州の納税額を定めて国家財政の安定をはかった。また,初めて金・銀2種の欽定貨幣を鋳造したが,金貨はダレイコスDareikosと呼ばれてギリシア人のあいだでも有名であった。交通制度の整備にはとくに意をもちい,国内の主要幹線道路には駅伝制を整え,スエズにナイル川と紅海を結ぶ運河を開削し,ギリシア人スキュラクスSkylaxに命じてインドからエジプトに向かう航路を探検させた。…

※「ダレイコス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android