世界大百科事典(旧版)内のダール・アルハディースの言及
【ダマスクス】より
… 1154年,ザンギー朝のヌール・アッディーンはダマスクスを征服してここに居を定め,シリアの中・北部を統一して対十字軍戦争を積極的に推進した。またシーア派のファーティマ朝に対抗してスンナ派擁護の政策をかかげ,アーディリーヤ学院(現,アラブ・アカデミー)やハディースの研究所(ダール・アルハディース)などをダマスクスに建設した。アイユーブ朝(1169‐1250)もこの政策を踏襲し,スルタンやアミールたちはスンナ派,特にシャーフィイー派のウラマーを保護してマドラサ(学院)の建造を競い合った。…
※「ダール・アルハディース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」