世界大百科事典(旧版)内のチェルニー,A.の言及
【乳児栄養障害】より
…そして栄養代謝が障害されていろいろな症状があらわれる。19世紀の終りころまで乳児の下痢症は非常に多く,下痢を起こすとなかなか治らず,栄養状態も悪くなるので,ドイツの小児科医チェルニーAdalbert Czerny(1863‐1941)は,乳児の下痢症と栄養不良とは互いに原因となり結果となるものとして,それを包括して乳児栄養障害という概念を発表した。以後おもにドイツ学派ではこの病名が用いられてきたが,アメリカ学派では乳児下痢症と栄養障害とは別々の概念でとらえる考え方が主流をなしている。…
※「チェルニー,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」