《チャップマン訳ホメロスを初めて読みて》(読み)ちゃっぷまんやくほめろすをはじめてよみて

世界大百科事典(旧版)内の《チャップマン訳ホメロスを初めて読みて》の言及

【キーツ】より

…10代半ばころからE.スペンサーやJ.H.L.ハントなどを読み,その影響のもとに自らも詩作を始める。ペトラルカ形式のソネット《チャップマン訳ホメロスを初めて読みて》は20歳の時の傑作で,新古典主義の文体で書かれたポープ訳ホメロスが一般的であった時代にあって,17世紀初頭に書かれたG.チャップマン訳に感動したキーツの感性は,まさにロマン派のそれであったと言える。これら初期の詩を集めた処女詩集が22歳で出るが,短詩が多く,偉大な詩人たらんとしたキーツは大作を書くことにとりつかれ,1817年《エンディミオン》を執筆する。…

※「《チャップマン訳ホメロスを初めて読みて》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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