《チャルジョ・ギティ》(読み)ちゃるじょぎてぃ

世界大百科事典(旧版)内の《チャルジョ・ギティ》の言及

【インド文学】より

…その背景には膨大な広がりを持つ民間口承文学が存在するが,ベンガルの場合,この両者の境界線が必ずしも明確であるわけではない。古代の文献では,10~12世紀の密教の行者による歌を集めたといわれる《チャルジョ・ギティ》と,12世紀の宮廷詩人ジョエデブの《ギータゴービンダ》が重要である。前者はベンガル語最古の文献でベンガル密教文学の伝統を示すものであり,後者はサンスクリット語の作品ではあるが後のビシュヌ派文学への影響を考えると見逃すことができない。…

※「《チャルジョ・ギティ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」