世界大百科事典(旧版)内のチャンセルの言及
【アプス】より
…9世紀ころアプスと身廊との間に方形または長方形の空間を加えてここを聖職者席とし,アプスに大祭壇を配置してここを聖所とした。聖職者席と聖所を一括して内陣(クワイアchoirまたはチャンセルchancel)といい,そのアプスは後陣,奥陣ともいう。アプスは側廊やトランセプトの端部にも造られ,ドイツでは9~12世紀にしばしば身廊の両端に設られけた。…
※「チャンセル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」