《チャンダハスートラ》(読み)ちゃんだはすーとら

世界大百科事典(旧版)内の《チャンダハスートラ》の言及

【インド数学】より

…このほか,順列・組合せの理論もインド人の列挙癖と相まって独自の発達をとげた。ハラーユダ(10世紀)によれば,韻律学書《チャンダハスートラ》(前2世紀ころ)の中に既にいわゆるパスカルの三角形の作り方が述べられている。三角法におけるインド人の貢献としては,まずギリシアの弦の表を今日われわれが用いるような〈半弦の表〉に変えたことがあげられるが,さらに16世紀ころまでには,円周率や正弦・余弦関数の級数展開も得ていた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」