世界大百科事典(旧版)内のチャーチ,A.H.の言及
【経営・経営管理】より
…ともあれ,こういった管理論の研究では,管理活動が出資活動や作業活動と異なる独自の内容をもつものとして分析されるとともに,その社会的意義が強調された。前者の方向では,たとえばチャーチA.H.Charchは,小規模経営で1人の資本家に結合していた活動が,財務・製造・販売などの基本方針の決定にかかわる決定的要素と,それを前提にして行われる管理的要素とに分かれ,管理的要素は企業の大規模化とともにしだいに専門経営者に委任されていく,と述べた。他方,後者の方向では,一種の専門職として独自の思考・行動基準をもち,そのことによって,資本と労働と異なる形で社会に奉仕しうる存在としてとらえようとする傾向がすでに含まれていた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」