ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャールバーカ」の意味・わかりやすい解説
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…これが解脱である。 これに対して,チャールバーカ,ローカーヤタ派などと称せられる人びとは,世界も心も物質の所産であると唯物論的な考えを表明している。ウパニシャッドの哲人ウッダーラカ・アールニ,原子論を唱えるニヤーヤ学派,バイシェーシカ学派にもそうした傾向が皆無ではないが,それでもなおこの経験世界を迷妄の所産とし,そこからの解脱を希求するなど,全体としては観念論というべきである。…
…このように来世を認めず,業の報いを否定し,現世の快楽を至上とする思想をサンスクリットでローカーヤタLokāyataと呼び,仏典は〈順世外道〉と訳している。また後世にはチャールバーカCārvākaとも呼ばれる。【高橋 明】。…
※「チャールバーカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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