世界大百科事典(旧版)内のチューネン圏の言及
【農業立地】より
…その中で彼は,都市からの距離の遠近によって立地する農業経営組織(作目)が異なることを明らかにし,農業立地理論の基礎を築いた。 チューネンの立地論の理論的要点と特徴は,外界から隔離された自然条件が均質な〈孤立国〉で,ただ一つの消費都市の周りに〈チューネン圏〉と呼ばれる同心円状の経営組織がリング状に,自由式,林業,輪栽式,穀草式,三圃(さんぽ)式,牧畜という順序で形成されることを示したことである。この理論モデルはワイベルL.Waibelらが農業地理などの基礎理論として応用している。…
※「チューネン圏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」