世界大百科事典(旧版)内のつづら屋甚兵衛の言及
【葛籠】より
…のち,ツヅラフジで作ったものはすたれた。近世に入って万年葛籠などとよばれたものは,竹,ヒノキ製に紙をはり渋や漆を塗ったもので,元禄(1688‐1704)の初め,神田鍋町のつづら屋甚兵衛がはじめて作りだしたという。当時,葛籠は婚礼道具の一つであり,縦2尺3寸,横1尺4寸,深さ1尺2寸,金紋・蒔絵の上等品も作られていた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」