世界大百科事典(旧版)内のつるしんぼうの言及
【既製服】より
…やがて技術を習得した舶来仕立職と名乗る洋服職人があらわれ,1872年皇室服制が洋装の大礼服,通常礼服に定められたことからしだいに受注が増加し,81年には女唐服屋(めとうふくや)といわれた婦人服専門の職人も登場している。初期の既製服は軍隊,官員,日赤看護婦,女学生などの制服がほとんどで,その後,子ども服,学生服のほか背広服,婦人服,コート類も作ったが,成人の服は〈つるしんぼう〉の異名がつくほど粗悪だった。第2次大戦以前の既製服で愛用されたのは,1923年の関東大震災以後に登場したアッパッパと呼ばれた夏の婦人用家庭着ぐらいである。…
※「つるしんぼう」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」