世界大百科事典(旧版)内のティファニー・スタジオの言及
【ティファニー】より
…彼の作風は,アール・ヌーボーにおけるガラスのなかでも,自ら〈ファブリル・グラスFavrile glass(ラスター彩のガラス)〉と呼ぶ一つのジャンルを形成し,ガラス器,ランプシェード,ステンド・グラス,モザイクなどに,ピーコック(クジャク)・パターン,イリデセンス(真珠貝の虹色),豊かなやわらかい印象派風の色調と構図を特徴とした。さらに彼の活動は,92年に設立した〈ティファニー・ガラス装飾会社〉(通称ティファニー・スタジオ)を中心に,ガラスのほか,金工,宝飾,皮革,家具,インテリア・デザイン,その他工芸全般にわたって広範に展開された。1902年彼の父の死後は宝石店にも力を入れた。…
※「ティファニー・スタジオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」