テオゴニア

世界大百科事典(旧版)内のテオゴニアの言及

【ギリシア科学】より

…こうした状況を背景としながら,まずタレスは,万物の〈もとのもの(アルケー)〉を〈水〉であるとし,宇宙の森羅万象をこの水という物質的基体の生成変化として説明する。それまでの伝統的な〈神々の生成の物語(テオゴニア)〉はここに現実的な〈宇宙生成論(コスモゴニア)〉へと転換された。ついでアナクシマンドロスは,アルケーはすでに限定をもっている〈水〉ではなく,それ以前の〈無限定なもの(ト・アペイロン)〉であるとし,これから乾―湿,温―冷の対立物が分離し,さらに地,水,空気,火の四大元素が形成され,それによってどのように宇宙や天体がつくられるかを具体的,合理的に論究した。…

【神統記】より

…前700年ころのギリシアの詩人ヘシオドスの作品。原題の《テオゴニア》は〈神々の誕生〉の意。ホメロス叙事詩風の詩形と措辞によって,カオス(〈虚空〉あるいは〈混沌〉),エロス(〈愛〉),ガイア(〈大地〉)の誕生から語り起こし,母神ガイアから生まれた男神たちの間に3度くりかえされる権力争奪を語り,最後に勝利者となったゼウスが,天上・地上・地下の世界に新しい秩序を樹立するまでの経緯を1022行にまとめたもの。…

※「テオゴニア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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