世界大百科事典(旧版)内のてぐす糸の言及
【テグスサン(天蚕糸蚕)】より
…幼虫はフウ(楓),クスノキ(樟),ヤナギ(柳)などの葉を食べる。幼虫の絹糸腺からてぐす糸を作ることができるため,一部地域では飼育されている。てぐす糸の製法は,熟蚕の絹糸腺を取り出し1~3%の酢酸あるいは氷水に浸漬(しんし)して分子間摩擦を大きくし,秒速20cm以上の速さで急激に引き伸ばして繊維化させ陰干しして〈荒てぐす〉を得る。…
※「てぐす糸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」