《テッサロニケ占領記》(読み)てっさろにけせんりょうき

世界大百科事典(旧版)内の《テッサロニケ占領記》の言及

【エウスタティオス】より

…なかでも総主教座付属学校で修辞学を教え,古典の注釈(ホメロス,ピンダロス),釈義(ディオニュシオス・ペリエゲテスの地誌)を著す。1175年以後テッサロニケ府主教となり,自らが推進した修道院改革とかかわって神学諸論文を書いたほか,一連の弁論,書簡,また,自らの体験に基づいて85年のノルマン人占領を記す《テッサロニケ占領記》をのこした。【渡辺 金一】 彼の《ホメロス》注釈(全巻現存,著書の手稿本が伝存する最古の作品)は《抜書き集》の題名を持つが,古代アレクサンドリア,グレコ・ロマン期の代表的注釈書,辞書,文法書からの貴重な見解を集録し,膨大な資料を整理した上で《イーリアス》《オデュッセイア》の巻を追い行の順番にそれらを記入したものであり,今日でもホメロス研究の宝庫として不可欠の価値ある業績である。…

※「《テッサロニケ占領記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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