世界大百科事典(旧版)内のテュク・ドードゥベール洞窟の言及
【祭祀遺跡】より
…本来は信仰・祭祀にかかわるいっさいの遺跡を総称すべきであるが,日本考古学では,遺構の状況や遺物の性質から,その場あるいはその近くで祭祀が行われたと判断される遺跡,遺構を祭祀遺跡,祭祀遺構と呼び,寺院など恒久的施設の遺跡は別に扱う。またヨーロッパ考古学では,祭祀にかかわる遺物が一括して多量に見いだされる遺跡は,むしろデポの一種としている。集落遺跡や生産遺跡,墓以外と判断される性格不明の遺跡を祭祀と関係づけて解釈するのは,世界の考古学に共通である。…
※「テュク・ドードゥベール洞窟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」