テラアマタ(読み)てらあまた

デジタル大辞泉 「テラアマタ」の意味・読み・例文・類語

テラ‐アマタ(Terra Amata)

フランス南東部の都市ニースにある前期旧石器時代遺跡。19世紀半ばにニース港近くの台地で発見され、1966年に発掘調査された。周囲を石で囲んだ楕円形の住居跡で、40万年前のものとされる礫器れっきをはじめ、上層からは剝片石器ゾウシカイノシシなどの骨が出土。また、ヨーロッパにおける火の使用の最初期の痕跡が見つかっている。

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世界大百科事典(旧版)内のテラアマタの言及

【アシュール文化】より

…いくつかの洞窟をも含めて,多くの遺跡が知られているが,生活様式が明らかにされるにはいたっていない。テラ・アマタTerra Amata遺跡の住居址と原人の足跡,ラザレLazaret遺跡の洞窟内の住居址は貴重な資料である。【山中 一郎】。…

【旧石器時代】より

…火の使用の痕跡が認められるのもだいたい40万年前あたりからである。フランス南部のニース市内にあるテラ・アマタ遺跡は,当時の海岸砂丘の上に残されており,周囲を石で囲んだ楕円形の住居跡が何層にも重複して発見されたが,住居の中央には北側に風よけの石を並べた炉が設けられていた。この遺跡からはゾウやヤギュウのような獣骨多数のほかに,海からとれた魚骨が発見されており,すでに原人が海からも食料を得ていた事実が明らかになった。…

※「テラアマタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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