テーラー,H.(読み)てーらー

世界大百科事典(旧版)内のテーラー,H.の言及

【ミル】より

…そのことは彼の《経済学原理》の初版と第3版(1852)との差異に見ることができる。ミル自身は労働階級への関心の高まりを,彼が愛し後に結婚(1851)したテーラーHarriet Taylorの影響に帰しているが,要はミルが生活経験の乏しさから〈イギリス交際社会の低級な道徳の調子をまったく知らなかった〉ために,古典派の〈私益追求〉の概念をあまりに性善説的に解釈していたことへの反省にほかならない。ミルのリカード派からの脱皮は,イデオロギー的なものではなく,〈富の分配〉を〈富の生産〉と同様な自然法則であるかのようにみなすことが事実認識上の誤りであることに気づいたためであった。…

※「テーラー,H.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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