世界大百科事典(旧版)内のディオファントス方程式の言及
【ディオファントス】より
…ディオファントスは《数論》の中で,代数方程式,不等式のさまざまな決定・不定問題を扱い,ギリシアの数論的問題の巧妙な解法を開陳している。とくに,整数を係数にもつ有限個の代数方程式の整数解を求める諸問題に特徴があったため,この種の不定方程式には今日ディオファントス方程式の名が与えられている。彼は,数を単位(1)の集りと定義し,今日の代数学の未知数x,x2,x3などに当たる記号として,それぞれζ,⊿y,Kyなどを用いている。…
【不定方程式】より
…ディオファントス方程式Diophantine equationともいう。方程式3X+5Y=1やX2+Y2=Z2のような,整数係数の代数方程式の整数解を求めることを不定方程式を解くという。…
※「ディオファントス方程式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」