世界大百科事典(旧版)内のディットマー,D.の言及
【海水】より
…採水器
【海水の化学的性質】
[化学組成]
このようにして全世界の海から採取した海水を分析してみると,海水中に含まれる塩の量は場所や深さによっていくらか異なるが,主要な元素の濃度比は一定であるということがわかる。この事実は,19世紀の化学者たちの分析結果からしだいに明らかになり,1870年代のチャレンジャー号の航海で得られた各海域の海水試料についてのディットマーD.Dittmarの研究によってほぼ確立された。 海水1kg中に溶けている塩の量(g数)が塩分salinityであり,千分率(‰)で表す習慣になっている。…
※「ディットマー,D.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」