《デイプノソフィスタイ》(読み)でいぷのそふぃすたい

世界大百科事典(旧版)内の《デイプノソフィスタイ》の言及

【アテナイオス】より

…伝記的な詳細は不明であるが,エジプトのナウクラティスの出身で,最初アレクサンドリアで学び,のちローマで暮らしたと伝えられる。残っている作品は《デイプノソフィスタイ》(〈宴席の智者〉の意)だけであるが,これは全15巻の膨大な著作で,最初の2巻および第3巻の一部などは抜粋の形になっているので,本来は全30巻だった作品が15巻にまとめられたとする説もある。教養ある金持ちのローマ人ラレンシウスによって催された大宴会での識者たちの会話を記録した形式をとっていて,宴席には歴史上著名な人物である医者のガレノスや法律家のウルピアヌスをはじめとして,およそ30人ほどの学者が出席しており,その中には著者自身も登場人物の一人として顔を見せている。…

※「《デイプノソフィスタイ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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