世界大百科事典(旧版)内のデュアル・ストリング・モデルの言及
【素粒子物理学】より
…実験的にもブルックヘブンやバークリーを中心としてハドロンの励起状態やその散乱振幅に関する大量のデータが蓄積され,S行列理論の一つの発展としてデュアル・レゾナンス・モデルのようなものが成立した。そして,その解釈として南部陽一郎らによって考えられたデュアル・ストリング・モデルは,ハドロンの構造に関してきわめて重要な暗示を含んでいた。つまりハドロンの中には何かひものような構造があるということである。…
※「デュアル・ストリング・モデル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」