世界大百科事典(旧版)内のデュペロン,A.の言及
【ウパニシャッド】より
…仏教をはじめとするインドの宗教・哲学諸派は,一様に輪廻説を承認し,なんらかの形で輪廻から解脱することを理想としたのである。ウパニシャッドは,19世紀冒頭フランスの東洋学者アンクティル・デュペロンのラテン語訳《ウプネカットOupnek’hat》によってはじめて世界に紹介された。これはペルシア語訳からの重訳であるが,ドイツの哲学者ショーペンハウアーがこの訳によってウパニシャッドを知り,大きな影響を受けたことは有名である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」