世界大百科事典(旧版)内のデュルファー,H.の言及
【アプザイレン】より
…通常歩行では下降が困難な岩壁,暗やみで見通しの困難なとき,遭難救助時などに用いる。第1次世界大戦直前,ドイツ人デュルファーH.Dürfer(1893‐1915)が新しい下降法を考案,アルプス登攀(とうはん)に活用してから一般に普及した。この方法は,ザイルを肩がらみに直接体に巻きつけて摩擦を利用するものだが,近年はゼルプストザイルとカラビナを利用して,これにザイルをかける方法や,デサンドールなどの下降器による方法がよく用いられる。…
※「デュルファー,H.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」