世界大百科事典(旧版)内のデューゼンベリー,J.S.の言及
【デモンストレーション効果】より
…つまり,消費には外部効果がつきまとうのが普通である。アメリカの経済学者デューゼンベリーJ.S.Duesenberry(1918‐ )が,このような外部効果の問題を考慮に入れた消費関数を定式化し,さらに実証している。【西部 邁】。…
【費用】より
…それは心理的な不快さ,活動を制約されることによる損失などである。その代表的なものは,企業経営者が外部資金の借入れによる債務を負ったとき,利子負担という貨幣的費用のほかに,債権者から経営活動に対して種々の干渉を受けることによる経営者の心理的負担を帰属費用とするもので,アメリカの経済学者デューゼンベリーJames Stemble Duesenberry(1918‐ )によって提唱された。
[短期費用理論]
費用のなかでも企業の生産活動にかかわる生産費の法則は最も有名である。…
【ラチェット効果】より
…このときには,消費支出,より正確には所得のうち消費支出の占める比率が所得の変化率に比べ小さくなっていく。アメリカの経済学者デューゼンベリーJames Stemble Duesenberry(1918‐ )によって主張された考え方である。ラチェット効果は,人間にとって一度引き上げた消費水準を所得が下がったことによって引き下げることの難しさを表している。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」