デ・ラ・マドリ,M.(読み)でらまどり

世界大百科事典(旧版)内のデ・ラ・マドリ,M.の言及

【メキシコ】より

… それだけに,82年8月13日の〈メキシコ金融危機〉の与えた衝撃は大きかった。(1)800億ドル以上の対外債務,(2)史上空前の高インフレ,(3)ペソの暴落,(4)為替管理の導入,(5)国内民間銀行の国有化,(6)企業倒産と失業の急増,(7)社会階層間の貧富の差の拡大などを特徴とする経済危機のなかで,82年12月1日にデ・ラ・マドリMiguel de la MadridHurtado(1934‐ )政権が発足した。 金融危機の原因は,(1)原油価格反落による外貨収入の減少,(2)混合経済体制に伴う非効率と巨額の財政赤字,(3)国際金利上昇による金利負担増,(4)工業生産能力の限界,(5)輸送・流通能力の限界,(6)熟練労働者など人的資源の限界,(7)農業生産の不振と大量の食糧輸入,(8)国内の資金不足(9)労働運動の激化と賃金上昇などであった。…

※「デ・ラ・マドリ,M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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