デリー・スルタン朝

山川 世界史小辞典 改訂新版 「デリー・スルタン朝」の解説

デリー・スルタン朝(デリー・スルタンちょう)

デリー・サルタナット

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のデリー・スルタン朝の言及

【インド】より

…そして1206年,ゴール朝の将軍で奴隷出身のクトゥブッディーン・アイバクが,デリーで独立してインド最初のムスリム王朝(奴隷王朝)を創始した。その後の320年間,デリーに都を置きデリー・サルタナット(デリー・スルタン朝)と総称される五つのムスリム王朝が交代した。デリーの政権は14世紀初めに南インドにまで支配権を及ぼしたが,同世紀の半ばに弱体化し,その結果,亜大陸各地にイスラム,ヒンドゥー教を奉ずる諸王国の独立をみた。…

【デリー・サルタナット】より

…北インド一帯を支配したイスラム諸王朝。デリーに都を置き,ムスリムの君主(スルタン)が支配したため,この名称で呼ばれ,デリー・スルタン朝,デリー諸王朝とも総称される。普通,歴史的には奴隷王朝(1206‐90)に始まり,ハルジー朝(1290‐1320),トゥグルク朝(1320‐1413),サイイド朝(1414‐51),ローディー朝(1451‐1526)までの5王朝,320年間を指していうが,その語の意義上からは,スール朝(1538‐55),ムガル帝国(1526‐38,1555‐1858)までも含んでよい。…

※「デリー・スルタン朝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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