世界大百科事典(旧版)内のトウシキミの言及
【シキミ(樒)】より
…山取りしたものが仏事用に売られているため,最近になって絶滅した産地が多い。トウシキミI.verum Hook.f.(八角茴香(ういきよう)または大茴香)の果実は香辛料として有名で,欧米ではスター・アニスstar‐aniseとして珍重されたが,よく似ているシキミとしばしば混同された。シキミは全木有毒で,果実はとくに毒性が強く,甘いが食べると死亡することすらある。…
【ダイウイキョウ(大茴香)】より
…果実から中華料理の香辛料の五香粉(ウーシアンフン)を採るシキミ科の常緑低木。トウシキミともいう。原産地は中国広西チワン族自治区からインドシナにいたる地域で,今はインド南部あたりまで東南アジア大陸部に広く栽培されている。…
※「トウシキミ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」