トウヨウゾウ

最新 地学事典 「トウヨウゾウ」の解説

トウヨウゾウ

学◆Stegodon orientalis

東アジアの更新世に,特に中国南部からインドシナで繁栄した中型のステゴドン模式標本は薬種店で購入された臼歯片であるが,近年では四川省塩井溝から発掘された標本群が模式標本のように扱われている(E. H. Colbert et al, 1953)。歯冠セメントは臼歯の表面を覆うが,アケボノゾウほど厚くない。第3大臼歯の稜数は10が多い。日本へはMIS16の寒冷期に進入したと推定されており,岩手県から宮崎県化石が産出している。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 三枝

世界大百科事典(旧版)内のトウヨウゾウの言及

【ステゴドン】より

…セレベス,フロレス,ミンダナオ,ルソンの各島で発見されているステゴドンでは,成獣でも肩高1.2mしかない矮小型のものが知られ,島で孤立した集団をつくっていたためとされている。更新世中期のトウヨウゾウ(東洋象)S.orientalisは,東南アジア,中国中部,台湾と分布が広く,岩手県以南の日本各地でも化石が知られている。中型ないし大型のゾウで,東南アジアでは,ジャイアントパンダ,オランウータンなどをともなうことが多く,そうした組合せはステゴドン‐ジャイアントパンダ動物群(または万県(ワンシエン)動物群)とよばれている。…

※「トウヨウゾウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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