トゥルナン寺(読み)とぅるなんじ

世界大百科事典(旧版)内のトゥルナン寺の言及

【ネパール仏教】より

…ネパールに土着していた民族は,元来チベット系であったとされるが,リッチャビ族などインド系の人々の流入に伴い,彼らが信仰していた仏教がこの地に定着するにいたった。7世紀前半ネパールからチベットに入嫁したティツゥン妃はトゥルナン寺という仏教寺院を建立し,8世紀後半以来仏教がチベットに正式導入されてチベット仏教(ラマ教)が成立,発展するが,その過程でネパール仏教は重要な役割を果たした。この頃(7~9世紀)チベットの勢力下にあったといわれるタクリ王朝では,顕教が栄えるとともに,当時流行し始めていた密教もしだいにその勢力を伸ばしており,インドの仏教事情に相応じていたようである。…

※「トゥルナン寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む