世界大百科事典(旧版)内のトキソイド化の言及
【細菌毒素】より
…タンパク質性毒素は熱に対する耐性が弱く,通常60℃,30分の加熱で毒性が失われるが,リポ多糖体毒素は,この程度の熱に対して安定である。タンパク質性毒素はホルマリンによって抗原性を失わずに無毒化される(トキソイド化と呼ばれる)が,リポ多糖体毒素はホルマリンによって無毒化されない。これらのタンパク質性毒素とリポ多糖体毒素(または菌体外毒素と菌体内毒素)の特徴の差異は,その化学的性質の差異から理解される。…
※「トキソイド化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」