とっかえべえ

世界大百科事典(旧版)内のとっかえべえの言及

【あめ売(飴売)】より

…文政(1818‐30)初期には〈あんなんこんなん〉と,これもわけのわからぬ文句を節おもしろくうたう唐人あめ売があり,〈其音声いやみな身ぶり,また外に類ひなし〉といわれた女装の〈おまんがあめ〉ともども,歌舞伎の所作事にとり入れられるほどはやったものであった。〈とっかえべえ〉といわれたのは,そう呼び歩いてこわれたなべ釜などとあめを取り替えたもので,正徳年間(1711‐16)に紀州道成寺の鐘を造立するために浅草田原町の善右衛門なる者がはじめたといい,のちには古銅や古ぎせるなどと交換して歩く者もあった。明治以後はやったのは頭にあめを入れた大きなたらいをのせ,その縁に提灯を飾り,団扇(うちわ)太鼓をたたいて歩いた〈よかよかあめ屋〉である。…

※「とっかえべえ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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