世界大百科事典(旧版)内のトラックレス方式の言及
【採鉱】より
…鉱体の形が不規則で膨縮があり,上向充てん採掘法(カットアンドフィル法)による採掘が行われてきた。最近,坑内の開発に斜坑方式を採用し,削岩機を載せたジャンボとLHD(積込運搬機械)を組み合わせたトラックレス方式(坑内の開発に軌条を用いないでタイヤ方式の車両機械を用いる方式)のメカナイズド・カットアンドフィル法への転換を行った(図1)。この方式は,傾斜10~20度の斜坑からクロスカット(立入坑道,進入坑道)により鉱体の中へ掘進し,さらにこれを切り広げて採掘を行うもので,坑道層準の採掘が終わるとただちに選鉱の廃滓(サンドスライム)を採掘跡に充てんし,そのうえで次の層準の鉱石に爆破孔を作って爆破して採掘することを繰り返す方式である。…
※「トラックレス方式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」