世界大百科事典(旧版)内のトラボイの言及
【アメリカ・インディアン】より
…この狩猟は数人で単独の獲物を追跡する方法と,多人数で多数のバイソンを崖や沼沢に追い込む集団狩猟とがあった。河岸段丘上に散在する半地下式の竪穴住居と菜園的な農耕地からなる小集落が散在し,狩猟のおりにはイヌにトラボイとよぶ軽便な運搬具を引かせて荷物の輸送をした。 スペイン人の進出につれて南西部に導入されたウマが大平原地方にも取り入れられると,伝統的な大平原の農耕社会は,ウマの機動力を利用するバイソン狩猟に基礎をおく遊動的社会になり,住居も半円錐形のティピに変わった。…
※「トラボイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」