トリアゲババ(読み)とりあげばば

世界大百科事典(旧版)内のトリアゲババの言及

【助産婦】より

…【外口 玉子】
【助産婦の歴史と民俗】

[日本]
 大正初期ころまで農山村では職業的な産婆でなく,母,姑,仲人の妻,親戚の女などが処置するか,村の経験豊かで器用な老女にたのむのがふつうであった。これを一般にトリアゲババという。産婆の方言は多様で,中国から四国にかけてはヒキアゲババ,九州地方ではコズエババ,ヘソノババ,青森・岩手ではコナサセバサマ,新潟・島根ではコシダキなどという。…

※「トリアゲババ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android