《トリエント公会議史》(読み)とりえんとこうかいぎし

世界大百科事典(旧版)内の《トリエント公会議史》の言及

【サルピ】より

…1606年,パウルス5世が教会の建築物に対する制限の廃止と,逮捕された2名の聖職者の引渡しを要求したのをきっかけに紛争が起こったとき,サルピは教会法の顧問として,教会による破門と宗務執行停止に抗して,共和国の外交に有効な助言を与え,多数のパンフレットで全欧に活発な宣伝をおこない,フランスの仲介により教会の譴責中止を引き出すことに成功した。1607年暗殺を免れた彼は,文筆活動にうちこみ,代表作《トリエント公会議史》によって教会の誤謬と欺瞞を暴露した。これは史料を集めて実証するという近代的歴史学と人の心を動かす雄弁をそなえ,国家と宗教の分離を主張した。…

※「《トリエント公会議史》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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