最新 地学事典 「トリコピチス」の解説
トリコピチス
学◆Trichopitys
欧州の石炭系から産出する絶滅裸子植物の化石属。葉は10cmほどで,基部から二叉に裂けて8枚程度の細長い裂片となる。雌性生殖器官は,葉柄と似た軸が数回分枝し,先端は反転して全体で20個ほどの胚珠を生ずる。裂片が癒合すればイチョウ型の葉となることや生殖器官の類似から,イチョウの祖先とされてきたが,最近では胚珠が反転してつくことなどの相違から,イチョウとは無関係とされ,球果類との類縁も示唆されている。
執筆者:西田 治文
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

