トルンの和約(読み)とるんのわやく

世界大百科事典(旧版)内のトルンの和約の言及

【プロイセン】より

…彼らの一部は,騎士修道会経営の利益のため商業活動を制限されることに不満な諸都市と結び,ついに54年,騎士修道会国家を離脱してポーランドの主権に服した。ここに再びポーランドとの戦争が始まり,その結果,66年,トルンの和約で西プロイセンの全域および東プロイセン内のエルムラントはポーランドに割譲され,東プロイセンの残部領域もポーランドの宗主権下に置かれることとなった。
[プロイセン公国]
 1511年ドイツ騎士修道会総長にホーエンツォレルン家のアルブレヒトAlbrechtが選ばれると,彼は25年ルター主義に改宗,騎士修道会領を世俗化して,これをポーランド王から封土として授与され,ここにプロイセン公国Herzogtum Preussenが成立した。…

※「トルンの和約」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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