世界大百科事典(旧版)内のトータカの言及
【不二一元論派】より
…その大綱は,〈ブラフマン実在,世界虚妄,個我即ブラフマン〉と簡潔にまとめられている。シャンカラには多くの弟子がいたと推定されるが,スレーシュバラ,パドマパーダ,ハスターマラカ,トータカの4名が知られ,スレーシュバラとパドマパーダが後代に大きな影響を与えた。シャンカラの後継者たちの間では,彼があえて明確な性格づけを避けた無明(アビドヤーavidyā)の問題をめぐって二派に分かれるが,その一つはビバラナ派である。…
※「トータカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」