世界大百科事典(旧版)内のドイツアヤメの言及
【アイリス】より
…ジャーマン・アイリスはイリス・パリダI.pallida Lam.とイリス・ウァリエガタI.variegata L.の交雑種に地中海沿岸産の四倍体の種が複雑に交雑され,1900年代初期に基礎の品種が作られ,以後アメリカで目覚ましく改良されたものである。丈がやや低く,ジャーマン・アイリスの名のもととなったドイツアヤメI.germanica L.(英名German iris)も起源不明の雑種である。ビアディッド・アイリス群に属する野生種は約40種あり,園芸上40cm以下をドワーフdwarfと呼び,ナンキンアヤメI.pumila L.もこの群に含まれる。…
【アヤメ】より
…ネジアヤメI.biglumis Vahlは葉がねじれる特徴があり,カンザキアヤメI.unguicularis Poir.は花期が11~3月である。ヨーロッパ産には,ドイツアヤメI.germanica L.など外花被片にひげ状突起をもつ多くの野生種や,スパニッシュ・アイリスI.xiphium L.のような球根アイリスがある。アヤメは水辺でなく,普通の畑地に育つ。…
※「ドイツアヤメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」