世界大百科事典(旧版)内のドイツ社会主義学生同盟の言及
【新左翼】より
…新左翼が政治集団として登場したのは,60年代中葉のアメリカとドイツにおいてであった。それらはいずれも体制内化した労働者階級の現実をふまえ,〈代用プロレタリアート〉あるいは〈階級としての青年〉と自己規定した学生ラディカルを主体としていた(アメリカの場合は〈民主社会をめざす学生組織〉,ドイツの場合は〈ドイツ社会主義学生同盟〉)。両者は,表現の違いこそあれ,議会外的反対勢力として既成政治勢力と全面的に対峙し,〈対抗コミュニティ〉やコミューンを根拠地にして街頭での非暴力直接行動や市民的不服従を展開するかたわら,運動実践をとおして自立的主体的なライフスタイルの確立をめざすものだった。…
※「ドイツ社会主義学生同盟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」