《ドイツ神学》(読み)どいつしんがく

世界大百科事典(旧版)内の《ドイツ神学》の言及

【ドイツ神秘主義】より

…若き日にこの兄弟団の教育を受け長じて枢機卿に挙げられたニコラウス・クサヌスは,哲学者としてエックハルトの精神を再び形而上学的思弁の次元で受け継ぎ,〈学識ある無知docta ignorantia〉〈反対の一致coincidentia oppositorum〉などの独特な考え方によって無限性の思惟を遂行した。また,その同時代15世紀前半において宗教的生活の面では,タウラーの精神を受け継いだ《ドイツ神学》が匿名で著され,以後広くかつ大きな影響を及ぼしていく。若きルターはこの書に深い感銘を受け,2度にわたってみずから序言をつけて刊行している。…

※「《ドイツ神学》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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