ドキセピン(読み)どきせぴん

世界大百科事典(旧版)内のドキセピンの言及

【躁鬱病】より

…この酵素抑制作用が抗鬱作用と関係があると考えられ,64年くらいまでに多くのモノアミン酸化酵素抑制薬が抗鬱薬として登場したが,心因性鬱病にしか効かないことと肝障害を起こすことから利用されなくなった。他方,鎮静薬として作られたイミプラミン(商品名イミドール,トフラニール)が鬱状態を改善する力をもっていることがクーンによって見いだされ,以後その誘導体であるデスメチルイミプラミン(商品名ペルトフラン),アミトリプチリン(商品名アデプレス,ラントロン,トリプタノール),ノルトリプチリン(商品名ノリトレン),プロトリプチリン,ドキセピンなどのいわゆる三環系抗鬱薬が続々と登場した。モノアミン酸化酵素抑制薬は脳内の神経刺激伝達物質であるセロトニンやカテコールアミンなどの活性を高める。…

※「ドキセピン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android