ドネ,A.(読み)どね

世界大百科事典(旧版)内のドネ,A.の言及

【科学写真】より

…対象の記録とともに長さ,面積,時間,照度の測定を目的として撮影するが,レンズなどの光学系,露光,感光物質,現像処理の各場面において,きわめて高い精度が要求され,これが一般の写真と違う科学写真の特徴的な一側面となっている。科学写真の始まりを顕微鏡写真に例をとると,1840年にフランスの科学者ドネAlfred Donnéが早くもダゲレオタイプで顕微鏡写真を撮影し,45年には《ドネの顕微鏡講義》に80枚の図版をアクアチント法による銅版画にして公刊している。顕微鏡の発明(1590)以来,銅版画にしたスケッチは少なからず発表されていたが,空想による恣意(しい)的な解釈が混ざり合い,資料としての客観性を欠くものが多かった。…

※「ドネ,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android