ドレ,E.(読み)どれ

世界大百科事典(旧版)内のドレ,E.の言及

【印刷工】より

…しかし,新しい思想の担い手でもあった印刷工たちは,教会や世俗の権力と対立することが多く,とくに宗教改革の展開とともに,秘密出版に従事して厳しい迫害を受けた例も多い。マロやラブレーの出版を手がけ,異端のかどをもって絞首・焚刑に処されたエティエンヌ・ドレÉtienne Doletもその名高い一人である。17世紀末,ナントの王令の廃止に伴う絶対王政批判の高まりや,18世紀における啓蒙主義の展開は,印刷人と思想家を再び緊密に結びつけた。…

【焚刑】より

…また魔女狩りの全盛期の1580年代,ドイツのトリールでは約7000人が焼かれ,二つの村が全滅するという悲惨な状況が現出した。また罪人になんらかの告白を公開の場でさせるというのも重要な儀式の一環で,たとえば,1546年8月3日に,異端の書を出版したかどでパリのモベール広場で焚刑(絞首された後焼かれるのと,生きたまま焼かれるのと二通りあり,ドレは前者)に処せられたエティエンヌ・ドレÉtienne Doletは,執行人に強要され,おのが罪業を認め〈……わが書物はくれぐれも注意して読まれよ〉と大声でいったと伝えられる。なお,活版印刷術の普及の後,火焙にされる人間の〈告白〉をパンフレットにつくり上げ,群衆に売りつける商売もあらわれた。…

※「ドレ,E.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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