世界大百科事典(旧版)内のドールス,E.の言及
【オルス】より
…バルセロナ生れの随筆家,美術評論家,哲学者。日本ではドールスと紹介されている。フランスに留学し,オルテガ・イ・ガセットとならんでヨーロッパ的知性への参加を標榜(ひようぼう)する20世紀のスペインにおける知的先駆者。…
【バロック美術】より
…この見方は,ルネサンスとバロックを対立するビジョンとして分類し,バロック概念を抽象化する端緒をなした。第2の傾向は,人類の歴史を通じて恒常的に〈古典主義〉と対立する反古典的なスタイルがあるとして,普遍的な概念としてバロックを定立させる見方であり,スペインのドールスE.Dorsによる《バロック論》(1945)がその代表的著作である。フォシヨンもまた,あらゆる文化において古拙,均衡,過剰の3段階があり,バロックはその最終段階にあたると考えた(《形の生命》1934)。…
※「ドールス,E.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」