世界大百科事典(旧版)内のナイモニック合金の言及
【ニッケル合金】より
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[ニッケル‐クロム合金]
クロム10~30%,鉄0~30%程度のニクロム系合金は耐熱性がよく,電熱線として使用されており,またアルメル‐クロメル熱電対は測温に広く使用されている。この合金は,その後の超耐熱合金の開発の基礎となったもので,アルミニウムとチタンを少量添加し,析出硬化性を与えた一連のナイモニック合金が開発された。耐酸化性のよいニッケル‐クロム素地にγ′相と呼ばれるNi3(Al,Ti)を析出分散させて高温強度を増加させるという考え方は,ニッケル基超耐熱合金の基本である。…
※「ナイモニック合金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」