ナッタ,G.(読み)なった

世界大百科事典(旧版)内のナッタ,G.の言及

【触媒】より

…エチレンから酸化エチレンをつくる銀触媒,プロピレンをアンモニアとともに酸化してアクリロニトリルを得るソハイオ法や,種々の選択酸化反応に使われるモリブデン‐ビスマス‐アンチモン‐鉄などの複合酸化物触媒,液相でp‐キシレンから臭化物を助触媒にテレフタル酸を合成する酢酸コバルト触媒など,枚挙にいとまがない。 ところで,第2次大戦後の最も画期的な触媒開発と考えられるのは,K.チーグラーとナッタGuilio Natta(1903‐79)による,立体規則的オレフィン重合反応であろう。これにより立体規則性ポリプロピレンがつくられ,広い用途に使われるようになった(〈チーグラー触媒〉の項参照)。…

【チーグラー】より

チーグラー触媒と呼ばれるエチレン等の低圧での重合触媒を開発し,高分子工業の発展に大きな貢献をした。この業績により,1963年,ナッタGiulio Natta(1903‐79)とともにノーベル化学賞を受けた。マールブルク大学を卒業後,同大学,フランクフルト大学,ハイデルベルク大学で講師を務め,1936年ハレ大学教授に就任した。…

※「ナッタ,G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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